The teachers at our affiliated JHS have provided an overview of how to write a lesson. An actual lesson plan follows the description below.
指導案を作成することで、授業者が生徒に何を指導し、理解・活用までにどのような手立てを組むかが明確になる。授業者が「目指す生徒の姿」を明確にもち、一貫した授業が展開できるよう、作成手順を示す。
(1)単元の指導構想を立てる
単元の学習を通して育成したい資質・能力を定める
単元の学習を通して生徒にどのような力をつけていきたいのか、学習指導要領P10 1目標を参考に考える。その際に、学習指導要領の文言を、指導内容に合わせて具体化していくことが大切である。
単元の指導目標を立てる
①の資質・能力を育成するために、何を目標に指導していくのか、三観点(知識・技能、思考・判断・表現、主体的に学習に取り組む態度)に沿って目標を立てる。①と関連させることが大切である。
単元の評価規準を設定する
②を達成しているかどうか判断するための規準を設ける。生徒の発達段階を考慮して、指導することで達成することができるレベルのものを設定する。
単元のゴール活動を考える
③の規準を満たしているかどうか見とる活動を考える。その際には、コミュニケーションを行うの目的、場面、状況を明確にして、生徒が必要感をもって取り組むことができるようなものを考えると良い。
- 単元の指導計画及び評価計画を立てる
- 生徒が④のゴール活動に自信をもって臨むために必要な言語材料(文法、語彙など)を確認する。実際に自分が設定したゴール活動の課題を生徒の立場で取り組むことで、活動や評価の妥当性を確認することができる。
- その言語材料をどのような言語活動の中で定着を図り、活用させていくのか計画を立てる。Ⅰで確認したものを、単元のどの段階で生徒に指導し、どのような言語活動を通して定着や活用を促していくのか、単元を見通して計画する。計画を終えたならば、単元の1時間ごとの評価場面を設定する。授業の中で適切に評価をフィードバックすることで、生徒は自分の力を自覚し、今後どのように学習するか考え、主体的な学習を促すことができる。これらのことは、ゴール活動から逆算して、計画すると見通しが立ちやすい。(バックワードデザイン)
※なお、評価の分類には、診断的評価、形成的評価、総括的評価の三類型がある。単元の中で毎時間行われるのは形成的評価であり、総括的評価(いわゆる記録に残すabc評価)は、単元末や学期末など、時期を精選して行うものであるため、違いに注意が必要である。
(2)本時の指導構想を立てる
本時の指導目標を立てる
本時の評価規準を設定する
評価基準をみとる言語活動を考える
※①~③は(1)単元の指導構想で立てたものを記述する
本時の構想を考える
①~③の具現化を行う。1時間の授業の狙いや流れが分かるよう、導入、展開、終結の具体を記述する。活動の難易度や必要な時間を考慮し、無理のないように計画する。また、メインの言語活動にスムーズに入れるように、どのような導入をすることが良いかを考えると、生徒は主体的に授業に参加する。活動後の振り返りの際に、どのような視点をもたせたいのかについても、期待する生徒の反応、記述を予想しておく。
本時の展開を考える
④について、表形式で「見える化」を行う。生徒に提示する「学習課題」の文言についても、吟味した上で明記する。必要な時間や教具等についても吟味し、見通しをもった上で授業に臨むことができるような準備を整える。
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