岩手の大学生が 「教案:一人ひとりが描く復興とは」を作成しました

東日本大震災被災地の宮古市立田老第一中学校津波体験作文集『いのち』を使った授業を、岩手の大学生が構想しました。

「能登半島地震被害を受けて、家族と離れて生活する生徒さん達や、自身も被災されながら生徒の教育にあたられている先生方を励まし、力づけたいと考え、教案作成に取組みました。13年前の大津波で180人以上が亡くなられた田老地区では、町の中心部が壊滅的な状況となりました。その当時田老では中学生が見違えるほど成長し、大人たちがその姿に励まされたそうです。私たちも今年、実際に現地を訪問し、当時のお話しを聞き、復興の現状を学びました。…そして、厳しい現実の中、能登の被災地の中学生に震災を振り返り、今の思いを表現し合い、地域の復興への願いを持ち、仲間と協働的に取り組もうとするきっかけにしてもらえればと思っています。」

どうぞ、下記の教案を参考にして、「一人ひとりが描く復興」について語り合う授業を行ってください。ご質問や実際の授業の様子等、事務局へお寄せください。


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災害文化研究会事務局
 Email: saigaibunkaiwate@gmail.com

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田老一中元教員
田老一中元教員
7 months ago

テイドラさんと田浦さんが作成された教案は、お二人の震災経験をもとにし、学校教育の中で復興教育やいのちの教育活動に活かすことができる価値のあるものになりました。
「おわりに」の内容がとてもよかったです。特に、「あなたには価値がある。決して前を向くことだけはあきらめないで。」というねがいを持ったメッセージには強さと優しさがあり心に響きます。
授業目標の文章は、子どもの側に立った言葉で示されましたが、指導者も子ども達と一緒になって防災や復興を考えていく必要性があるという含みを持っています。
どうか、目標達成に迫るために、ご自身のおもいや考えをさらに追求し、力強く発信してください。
また、将来どのような立場になろうとも、横並びの関係を大切にし、被災者に寄り添いながら、
同じベクトルで未来ある子ども達を育てていってほしいと思います。
今後ますますのご発展をお祈りしております。(元田老一中教員)

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