設立の趣旨
日本は災害研究において、世界的にみても進んだ研究を行ってきました。しかし、2011年3月11日の東日本大震災は甚大かつ広域、長期にわたる被害をもたらし、災害研究がさらに深化することが求められました。これからの災害研究の向かうべき方向として、災害には多様な側面があり、被災された方々の視点・体験を踏まえて、それらを総合的に捉えることが必要です。また、長期にわたる災害への対応を継続して見続けることも欠かせません。そこで、研究を研究者だけによるものではなく、被災された方々や一般の市民にも広げたものとし、災害から教訓を学びとり、より日々の暮らしにつながるものとする研究活動を進めたいと思います。また、これまで自然科学的研究に重点が置かれてきた災害研究に、社会文化的側面での研究を加え、両者をつないでいきたいと考えます。その結果、災害からの教訓、より深く新たな視点をもつ災害研究をもとに、より住みよい地域社会創りの一助となることを期待します。このような考えのもと、災害研究および実践の促進と災害に関心を持つ人々の相互交流の組織として「災害文化研究会」を位置付けます。
能登半島地震被災地の皆様へ
この度の震災によりお亡くなりになられたに対しましてお悔やみを申し上げますとともに、被災者の皆様に対しまして心よりお見舞いを申し上げます。
『能登半島地震被災地の皆様へ~3.11被災地からの応援メッセージ』を掲載しました
岩手の大学生が 「教案:一人ひとりが描く復興とは」を作成しました
『災害文化研究』第8号 を発行しました。
2024年7月に『災害文化研究』第8号を発行しました。
詳細は下記からご覧下さい。
田畑ヨシ作『子ども達に語り継ぐ津波体験 紙しばい つなみ』(改訂版)を掲載しました。
田畑ヨシ作『子ども達に語り継ぐ津波体験 紙しばい つなみ』(改訂版)をご遺族の許可を得て、本研究会HPに掲載させていただくことになりました。こちらをご覧ください。